エルサレム新市街にあるイスラエル博物館へ行ってきた。目的は、死海写本館。噂に聞いた死海文書が展示されているとあって興味が湧いた。死海文書とは、1947年にクムランという街で発見された世界最古の聖典。紀元前3から2世紀に書かれたでろう巻物が、状態の良いまま600以上も残っており、20世紀最大の発見とも呼ばれている。
イスラエルは今まさに新年を迎えており、平日であっても休日扱い。安息日と同じく、バスやトラムなどの公共交通機関は運行しておらず、タクシーを利用した。
死海写本館
こちらが死海写本館の上部。この建物は、死海写本が入っていたツボの蓋をイメージしてデザインされたらしい。
死海写本館は残念ながら撮影禁止。内部は洞窟をイメージをしており、照明はやや暗め。紀元前2世紀に存在した書物と対面しているというのはドラマティックな経験だった。死海写本に関する知識が少ないためか、大きな感動とまでは至らなかった。翌週には、ヨルダンのアンマンにて死海文書を展示した博物館へ行く予定。それまでに調べておきたい。
第2神殿時代のエスサレムの模型
50分の1サイズに縮小されたエルサレムの模型が展示されていた。ローマ帝国に滅ぼされる前の紀元前66年をモデルとしているそう。今は”嘆きの壁”のみが残る、かつてのユダヤ教の第2神殿の時代。
イスラエル博物館
これといった目的はなかったので、個人的に気に入った展示物を撮影した。ゆるキャラを思わせる展示物たちがやけに多く、とても癒されたのでご紹介。思わず声を出して笑ってしまうほどのゆるさ。思いがけず、死海写本よりも心が躍ってしまったのは内緒である。
本来の楽しみ方とは違うだろうし不謹慎かもしれないが、広い心で大目に見ていただきたい。
癒される展示たち – Archaeology Wing 考古学棟
ゆるいだけじゃないイスラエル博物館
訪れていない他施設について。
- Billy Rose Art gardenという名の庭園があり、イサム・ノグチのデザイン。
- Jewish Art & Life Wingではユダヤに関する芸術や日常生活に関する展示品がある。
- Fine Art Wing は美術塔。レンブラント・シャガール・ピサロなどの作品が展示。
イスラエル博物館&死海写本館へのアクセス
死海写本館のみではなく、ゆるさも楽しめる?イスラエル博物館、あなたも足を運んでみては?
- URL:http://www.english.imjet.org.il
- 入場料金:54NIS
- オーディオガイド:無料(英語)
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