エルサレムは驚くほど物価が高く、隣接するエジプトやヨルダンとは比較にならない。AgodaやBooking.com、Expediaで個室を調べてみると、最安値が6000円以上。バックパッカーなどの長期旅行者にはやや辛い価格。
今回はエルサレムに長居するためにも、久しぶりにホステルやドミトリーを探すことにしたのだが、結果的に大正解だった。約10日間で過ごした2つのホステルを紹介する。
STAY INN JERUSALEM
新市街の中心地に新しくできたばかりのホステル。エルサレム滞在中にExpediaに登録されたばかりだった。古いビルをリノベーションしているが、設備は新品で清潔でとても心地が良い。エントランスがややわかり辛いので注意。
ロビーラウンジ
ロビーラウンジは下手なカフェよりもよっぽど居心地が良く、レモン水やコーヒー、カプチーノなどがセルフで飲み放題。カフェいらずで長居ができる。フロントには24時間スタッフが待機しているため安心である。冷蔵庫や、キッチン、電子ポット、電子レンジも完備。全てが新しい。コンロも2口。自炊も可能。
居室
ベッドの横にはコンセント1口と、USBコンセントが1口。僕が使ったベッドは残念ながらUSBコンセントが使えなかった。
ロッカーの中にまでコンセントが1口ある。外出時や就寝時、鍵をかけた安全なロッカーの中でPCやスマートフォンその他を充電が可能。非常に便利。ロッカーの鍵は持参要。
カードキーを部屋入り口付近に差し込むことで、部屋の電気がつけられるようになる。ゲストのうち誰か一人のカードを挿す必要があり、そのゲストが外出する際には部屋の電気が消えてしまう。シャワー中にもかかわらず電気が消える、などのトラブルが発生する可能性大。なぜこんなシステムにしたのか不思議。
タオルが毎日交換され、シーツもベッドメイキングしてくれる。驚きのコストパフォーマンス。
シャワー&トイレ
水圧十分。お湯も問題ない。トイレも清潔。
[colwrap]
[col2]
[/col2]
[col2]
[/col2]
ヘッドトップシャワーとの切り替え有り。タオル交換は毎日ある。
洗濯機&乾燥機
新しい機械。スタッフ用に使用しているものと思われるが、洗濯機、乾燥機ともに無料で使わせてくれた。おそらくまだ運営方針が決まっていないと思われるので、今後どうなるかは不明。
朝食
朝食は、焼きたてのパンとディップ、ヨーグルト、シリアル、トマト、パプリカなど。こちらももちろん食べ放題。外食すると、テイクアウトのサンドイッチで700円ほどもするエルサレムでは重宝するだろう。
Wifi
アップロード2.0M、ダウンロード2.0Mと素晴らしい回線速度。動画もサクサク見えるし、写真もサクサク上がる。Google Photoなどのクラウドストレージに旅の写真や動画を保存するなら、この機を活用することをお勧めする。管理人は、たまっていた写真や動画をまとめてアップロードできた。
インターネット接続を止め、しばらくすると接続が切れるので再接続にやや手間があるが、それにしてもあまりある恩恵。
STAY INN まとめ
個人的には「住める」と思うほど居心地が良すぎた。外には新市街の商店街があり、売店もレストランもある。カフェよりも居心地が良いラウンジで仕事もはかどり、十分住める。それぐらい気に入ってしまった。ここには6泊7日滞在した。ヨルダン、エジプトへの旅の予定がなければ、1ヶ月ほど住んでいたかもしれない。
価格・詳細・予約
価格は1BED2500円ほど。詳細価格はこちらから。
The Post Hostel Jerusalem
こちらのホステルも居心地は良かったはずだが、完全にSTAY INNに軍配が上がってしまった。しかし、価格面と立地面ではこちらが勝っているため、一考の余地は十分にある。
The Post Hostel, The Russian Compound, Jerusalem, Israel
ロビーラウンジ
バーカウンターを備えた広々としたラウンジ。ビールも飲め、ハッピーアワーも設定されている。外は喫煙コーナーがある。曜日ごとに夜イベントを行っており、僕が宿泊した時には生ライブがあった。
居室&BED
広い、だが清潔とは言えない。これは残念ながら”宿泊客の質”に依存する部分かもしれないが、それも含めてての現状だから仕方がない。タオルはレンタルで150シェケル(=450円ほど)。欧米人がほとんどのためか、やたらとエアコンが効きすぎていて、寝る時以外はウルトラライトダウンジャケットを着ていた(管理人の体感温度は女性と同じほど)。ベッドの下に大容量のロッカーがある。だが、ベッドによってはロッカーがない部分があったので注意。
ベッドの枕元にコンセント1口とライトあり。
洗濯機&乾燥機
洗濯機を一度回すのに20シェケル(=600円ほど)。50シェケルコインしか使用できないが、両替の機械はない。フロントに両替を頼むが無いと言われ、バーカウンターに向かった。不安そうな顔でレジを確認して、笑顔で「あったわよ!」と言われたが、両替を頼まれる機会も多いだろうから用意をしておいて欲しい。
乾燥機もあるが価格は未確認。
シャワー&トイレ
収容人数にもよるだろうが、12人部屋では順番待ちをするシーンも多かった。1部屋に1シャワー1トイレ。割と清潔だが、床がびしょ濡れになることも。
朝食
無料の朝食は豪勢。雑穀パンが表面サクサクで食べやすく、ディップとの相性抜群でついつい10枚以上食べてしまった。コーヒー、トルココーヒー、紅茶、ジュースなどが用意されている。伝統的な卵を使ったイスラエル料理も提供された。
アクセス
トラム駅”City Hall”から徒歩3分ほど。アクセスは非常に便利。ダマスカス門からも歩いて10分ー15分で歩ける距離。
価格・詳細・予約
12人ドミで2000円ほど。10人ドミで2500円ほど。The Post Hostel, The Russian Compound, Jerusalem, Israel
エルサレムのその他ホステル、格安ホテルなど
もちろん、この他にも候補はあるので探してみても良いだろう。
エルサレムには、バックパッカーに有名なイブラヒムじいちゃんの家があるらしい。場所は旧市街より遠いオリーブ山に存在するようだが、体験記を読む限りではきっと素敵な出会いがあるのだろう。
日程その他はHotels Combinedで調べることを勧める。
Agoda、Booking.com、Expedia、Hostel.comなどを一括で調べてくれるツールだ。
コメント