世界最古のカフェ “カフェ・フローリアン”
カフェ・フローリアンは、ヴェネツィアのサン・マルコ広場に位置するカフェ。現存する世界最古のカフェとして有名です。1720年に創業されたこのカフェは、約300年の歴史を持っていて、創業者の名前をとってフローリアンと呼ばれているそう。
カフェラテ発祥の店で、カフェラテを。
カフェラテは1杯9ユーロ、なので円換算で1200円ぐらい。これだけならホテルのラウンジに行けば普通にある価格なので、まだそれほど驚きはしません。
由緒あるカフェラテを賞味。
店内でもありました、ミュージックチャージ。確かに一応音楽は聞こえてはきますが、室内ではそんなにありがたみもありません。問答無用ですね。
「これどうするんだろう?」
カフェラテ発祥の店なのに、誰もカフェラテ頼んでない。
確かに外は暑いです。それは間違いない。部屋の中も湿度が高くてなんだか蒸れてます。 でも、カフェラテ発祥の店で、レモンスカッシュは無いでしょう。
みんなカフェラテ発祥の店だって知らないのかな。。。[/voice]
こんなアツイのに、よくカフェラテなんか頼むわね[/voice]
イタリアでカフェを楽しむ豆知識
カフェ・ラテとは、イタリア(カフェ・フローリアン)発祥、エスプレッソとミルクを合わせた飲み物です。日本語にすると、「コーヒーと牛乳」。エスプレッソとミルクの割合は、エスプレッソ2に対してミルク8。
ちなみにカフェ・オレはフランス語。フランスでよく飲まれるコーヒーの飲み方で、日本語に訳すと同じく「コーヒーと牛乳」。ですが、カフェオレの場合、エスプレッソではなく、ドリップコーヒーが使われます。ドリップコーヒーはエスプレッソほど濃くないので、割合は、コーヒー5対ミルク5。
日本で出てくるお馴染みのカフェラテには、フォームミルク(泡立てたミルク)が使われていますが、これはアメリカスタイルなのだそう。カフェラテ、カフェオレには、スチームドミルク(蒸気で温めたミルク)が使われます。フォームミルクに絵の書いてあるイメージのあの飲み物は、カプチーノ。カプチーノはイタリアにもあり、エスプレッソ、スチームミルク、フォームミルクが3:3:4か、1:1:1の割合。カフェラテよりミルクが多い分、より苦味が少なくまろやかな飲み心地なので、藁半紙は涼しい店内ではカプチーノをよくオーダーしていました。
イタリア人にとってのカフェ・ラテとは?
発祥の地でカフェラテを飲む人がいない驚きに、ついつい熱くツッコミを入れてしまった藁半紙ですが、、後で調べてみると、どうやらイタリア人は午後以降はカフェラテは飲まないらしいです。理由は、「ミルクが重たいから。」胃に負担がかかるのを懸念しているのだとか。
なので、日本人が食後にカフェラテをオーダーするのは、イタリア人にはかなり不思議なことのようです。では、イタリアではカフェラテはいつ飲むのか?というと、朝食や休憩時間など。お腹を満たすために飲むものなんですね。食後は通常、エスプレッソか、カフェマキアートでスッキリと。とは言えイタリア人はエスプレッソにはかなり砂糖を入れて甘くして飲むそう。なので、体に負担という意味では、日本人の藁半紙には砂糖入りエスプレッソも相当な気がしますが、、
藁半紙がフローリアンを訪れたのは午後2時過ぎでしたので、もし、、もしも!あの同室の皆さんがイタリアの風習をご存知で、由緒正しきお店で現地らしいマナーを心掛けていたのだとしたら、あえてカフェラテを避けてオーダーしていたのかもしれません!笑
ちなみに、アイスカフェ・ラテというメニューはイタリアにはありません。イタリアにある冷たいコーヒーというと、「CAFFE’ FREDDO(カフェ・フレッド)」というエスプレッソをそのまま冷やしたものと、と「CAFFE’SHAKERATO(カフェ・シェケラート」という冷やしたエスプレッソを泡立てた飲み物にあたります。英語や日本語表記で「アイスコーヒー」を見つけて頼んでしまうと、濃いままのエスプレッソが出てきて驚くことになりますのでご注意を。どうしてもアイスでカフェラテを楽しみたいときは、アイスラテとカフェ・フレッドを自分で混ぜることになりそうです。
よくある笑い話だそうですが、イタリアで、カフェラテを「ラテ」とオーダーすると、ただの牛乳が出てきてしまいますので、気をつけましょう。スターバックスなどでの注文に慣れていると、ついつい言ってしまいそうですね。
カフェ・フローリアンのアクセス。
有名なので、迷っても人に聞けばすぐ教えてくれます。
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